二科会員、水彩連盟会員の物故作家、仁戸田秀吉先生のアトリエから入手致しました。
独協学園で美術の指導をされながら二科、水彩連盟に出品を続けられ増刊アトリエ(1956年3月号)では水彩画の描き方の特集に寄稿されました。
美術市場では知名度はございませんが東文研アーカイブに掲載されており茨城県近代美術館にも選ばれてる通り、日本の近代水彩界に名を残された作家です。
その画風は単なる写実ではなくフォーブのような雰囲気で50年代の作家でありながら角の取れたような洗練さがあり昭和の洋館にも現代のマンションにも似合う現代美術的作品でございます。実際、長年パンジーを中心に活動されましたが晩年はパンジーのイメージが徐々に前衛へと化けました。
今回の作品は1950年代に描いた作品です。仁戸田は油絵具や水彩で念入りに日々素描を重ね、いざ二科や水彩団体の展覧会では硬く分厚い水彩用紙でこのサイズでよく描かれました。仁戸田にとってのアトリエから世に出すものはこれといえます。
言い過ぎではなく仁戸田の水彩作品は油彩であろうと岩絵の具絵であろうとアクリルであろうと技法を超えた勝るとも劣らないセンスで水彩特有のしわやヤケはあれど現代の出回ってる中でこんなおしゃれで斬新な作品はなかなかなかみつからないでしょう。むしろ現状よく売れてます人気作家以上に都心のカフェや現代美術的デザインの邸宅、別荘など絶対にあいますし選んだ方が最高にセンスいいと思われるでしょう。おしゃれすぎて良さがわかるひとがあまりいらっしゃらない位の格の違いすら感じます。
作家名 仁戸田秀吉
タイトル 蝶
技法 紙に水彩
サイズ 約40号大 104,8*70cm
額サイズ なし。
サイン サインなし。
状態 作品大体良好。四隅およびあちこち無数に作画の為のピンホール跡あります。水彩の大作ゆえごわごわしわあります。
備考 真作保証します。シートを丸めて出荷いたします。
カテゴリー:
ホビー・楽器・アート##美術品・アンティーク・コレクション##絵画