ダン・タイ・ソンのサイン色紙
- Title: DANG THAI SON PIANO RECITAL
- Signature: Autographed by Dang Thai Son
- Date: 1989-04-15
- Location: Shimada
ご覧いただきありがとうございます。ダン・タイ・ソン(Đặng Thái Sơn, 1958年 - )氏は、ベトナムのハノイ生まれの世界的ピアニストです。
彼の主な紹介は以下の通りです。
経歴のハイライト
ショパン国際ピアノコンクール優勝(1980年)
第10回ショパン国際ピアノコンクール(ポーランド・ワルシャワ)でアジア出身のピアニストとして初めての第1位と金メダルを獲得し、一躍国際的な注目を集めました。
「紙鍵盤」の伝説
ベトナム戦争中、本物のピアノが使えない環境で、母親から手ほどきを受け、紙の鍵盤で練習を続けたというエピソードは特に有名です。
音楽教育
ハノイ音楽学校で学んだ後、ソ連(当時)のモスクワ音楽院に留学し、ウラディーミル・ナタンソン、ドミートリ・バシキーロフらに師事しました。
演奏活動
ショパンコンクール優勝以来、世界40ヵ国以上で演奏活動を展開し、フィルハーモニア管弦楽団、パリ管弦楽団、シュターツカペレ・ベルリンなど、数多くの著名なオーケストラや指揮者(サー・ネヴィル・マリナー、ウラディーミル・アシュケナージなど)と共演しています。
指導者として
現在、カナダのモントリオール在住で、オバーリン音楽院(米国)やモントリオール大学などで教鞭を執っています。
ワルシャワのショパン国際ピアノコンクールをはじめ、多くの国際コンクールで審査員を務めており、教え子の中には同コンクール優勝者(ブルース・シャオユー・リウなど)もおり、名指導者としても知られています。
ピアニストとしての特徴
その演奏は、「天性のショパン弾き」とも評され、特にショパン作品において極めて美しい音色、繊細で豊かなニュアンスを持つ表現が特徴です。
「ピアノの詩人」と称されることもあります。
彼は、困難な状況を乗り越えて世界の頂点に立っただけでなく、教育者としても次世代の育成に尽力している、クラシック界の巨匠の一人です。
カテゴリー:
ホビー・楽器・アート##美術品・アンティーク・コレクション##コレクション